第4回三笠宮オリエント学術賞授賞式および第317回公開講演会を開催します。

第4回三笠宮オリエント学術賞授賞式および第317回公開講演会を開催します。

第4回三笠宮オリエント学術賞の受賞者である加賀谷寛氏、ならびに山根聡氏を講師に迎えて、第317回公開講演会を下記のとおり催します。また、講演会に先立ち、13時より授賞式を行います。
会員以外の方もお誘い合わせの上、どうぞご来場ください。

第317回公開講演会
日時 平成29年5月27日(土)13:30より
講演1 加賀谷 寛氏(大阪外国語大学名誉教授)
題目 「イスラム研究の意義」
講演2 山根 聡(大阪大学教授)
題目 「南アジア・イスラーム研究の動向と将来―『加賀谷寛著作集』を通して」
場所 東京都千代田区神田錦町一丁目9番地  東京天理ビル9階 天理ホール

聴講無料・事前申込不要

講演1要旨:
イスラムは我国では知られてこなかった世界宗教であったが、近年、大きな関心を集めている。イスラム研究に必要なことは、アラビア語、ペルシア語、トルコ語等、地域の言語をマスターすると同時に、人文、社会科学の方法論も備えていなければならない。現在、イスラム世界内部は混沌として見えるが、彼らの内部のダイナミズムとみることができよう。

講演2要旨:
南アジア地域は、イスラーム研究において非アラブ圏として周縁的に位置づけられ、また南アジア
研究においても、ムスリムはヒンドゥー中心の社会において周縁的な存在と位置付けられている。
しかし近代以降の同地域におけるムスリムの政治・社会運動は、他地域のムスリムの思想や運動
に対して少なからず影響を与えてきたことで知られる。ここでは、近年刊行された『加賀谷寛著作集』
全3巻を通して、南アジアのイスラーム研究の重要性と、本研究分野の今後の進展の可能性につ
いて紹介する。

問い合わせ先:
一般社団法人日本オリエント学会事務局
   〒101-0054 東京都千代田区神田錦町一丁目9番地  東京天理ビル9階
       電話:03-3291-7519
       E-mail: office@j-orient.com

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